職場の人間関係が悪化する原因と改善方法

「上司や同僚との人間関係があまり上手くいっていない」、「職場の人間関係が苦痛で仕事に行くのが辛い」と感じている方は意外と多くいます。

職場内の小さないざこざであれば、その都度やんわりと解決したり、許容できるものがほとんどですが、小さな亀裂が未解決のまま長期にわたり継続すると関係悪化の溝は深まり、修復するのが非常に困難な状態に陥ってしまいます。

そこで今回は職場の人間関係が悪化する原因と関係を改善する方法などをお伝えいたします。

ある調査によると、『職場の人間関係が上手くいっていない』と思っている人の割合が80%を超えているという結果報告があります。特に女性に於いては90%以上が上司や同僚との関係がギクシャクしていると感じているようです。

感じ方の違いはあるにせよ、およそほとんどの人が職場の人間関係に何らかの悩みやトラブルを抱えて働いているのが現状な様です。職場の人間関係は家族、友人などとの関係と異なり、独自なコミュニケーションを必要とする特殊な関係です。

職場は上司部下、先輩後輩など立場の違いを前提とした関係です。その立ち位置によって組織の統制、バランスが取れる反面、力関係や摩擦が生じ、人間関係がこじれる要因ともなります。

職場の力関係により良好な人間関係が築けない場合、最悪パワハラなどのハラスメントに発展する要因にもなってしまいます。

当然の事ですが職場の同僚、上司は自分で選ぶ事が出来ません。仕事以外の共通点のあまりない人たちが集まり、それらの人たちとうまくやっていく必要があります。また嫌でも毎日顔を会わせ、業務上の接触をしなければいけないません。

日常生活では趣味志向の合わない人とは距離を置くことも可能ですが、職場では無理にでも良い関係を築く必要があります。

職場では知り合いというほどよそよそしくはないが、気の許せる友達とまでは行かない微妙な距離感で多くの人間関係は繋がっています。

利害関係も含んだドライな大人の関係もあったりするのでなかなか距離感がつかめず、距離感を間違うとトラブルの原因になることもあります。

人間関係が悪化する原因として共通して言えるのは、職場という独特な空間で同僚や上司などとの信頼関係を損ねてしまっているという事が挙げられます。

業務を行う事を共通項として集まった職場では仕事に対する姿勢や限られたコミュニーケーションでお互いの信頼関係を築くことが非常に重要です。

業務の基本とされる「報・連・相(報告、連絡、相談)」。組織の中でチーム作業を行う上では欠かす事は出来ません。的確な情報共有や意思疎通を行わず、自己判断で突っ走るとミスやトラブルの要因となります。

同僚や上司から「勝手に行動して問題を起こす人物」として厄介がられる事になります。

同僚と仲良くなり、家族、恋人、趣味、悩みなどプライベートな内容について言及するのはとても良い事です。しかし基本的に職場は友達同士の集まりではなく、仕事とプライベートを分けている人が大半です。あまり私的な話題を職場ではしたくないという人も多くいます。

それをわきまえず、相手が迷惑がっていることに気付かないままプライベートな話題をしすぎると逆に関係が悪化する原因になります。また最悪ハラスメントとして解釈されてしまう可能性もあるため、社内でのプライベートな話題についての言及には注意が必要です。

職場での噂話は話題のネタとしてはポピュラーなものですが、本人がいない所で積極的に誰かについてあまり話題にしないことをお勧めします。特に誰かの陰口や悪口など、ネガティブな話題は職場では厳禁です。

噂などは直ぐに広まり、噂話の発信元は直ぐに本人に伝わってしまいます。結果的に信頼を失う原因になってしまいます。

期日が迫っていたり、繁忙期、顧客からのクレーム対応などで、ついついイライラしたり、感情的になりがちですよね。

でもどんな状況でも相手に対して高圧的、攻撃的なネガティブな態度を取らないよう心がけましょう。感情的な言動により関係が一気に悪化させる要因になります。

時間にルーズなのも人間関係を悪化させる要因です。上司、同僚はシッカリ、他の人の時間管理能力を評価しています。

遅刻が多い、期限を守らないなどを繰り返すと周りの不満が蓄積し、いつの日か修復が難しいレベルの信頼低下や関係悪化に繋がります。

分かっていないのにわかったフリをしたり、適当な返答をすると、その場限りの一貫性のない言動に陥ってしまいます。

相手や状況によって言動がコロコロ変わる人は社内での信頼をなくし、チームの足を引っ張る要因となります。正直で誠実であることは言動に表れ信頼につながります。

職場の人間関係の悩みは案外自分の思い込みや考えすぎによるものも往々にしてあることです。第三者に相談することで自分を心境を客観的に見ることができ、今まで気づかなかった自分の問題点や改善点などを発見することができます。

誰かに相談する時に重要なのは本当に信頼できる上司、同僚に相談することです。その際してはいけないのは、感情的に相手や会社の愚痴や悪口、誹謗中傷することです。

たとえ関係が悪化した相手がどんなに非があり、酷い態度を取る人であっても、平常心で今の状況を誰かに相談してみましょう。感情的なってしまうと逆に自分が問題がある人物として見られてしまいます。

「挨拶をしたのに無視される」「業務について話しても冷たい態度で返される」など、円滑なコミュニケーションがとれないケースも見られます。こういう状況が続くと自分から声をかけるのが億劫になるものです。けれど閉ざしている相手にこちらも閉ざしてしまうと状況は改善するどころか更に悪化してしまいます。

きちんとした挨拶や感謝を伝える相手に嫌な感情を抱く人はいないはずです。難しい状況ですが、元気に笑顔で挨拶し、相手からのちょっとした助言や気遣いを受けた場合にもしっかりと感謝の気持ちをその都度伝えましょう。こうした当たり前のコミュニケーションの積み重ねが相手の扉を開くきっかけにもなります。

相手から厳しい態度や悪態は「もっと成長して欲しい」という期待の裏返しという事が多々あります。自分にも、相手にも厳しい人には仕事への熱意を継続して示す事が大切です。誠意を持って仕事に取り組むことで徐々に信頼されるようになり、関係も改善していくでしょう。

褒められて悪い気分になる人はいません。また褒められたり、評価されたいとほとんどの人は思っているでしょう。相手の長所を見つけ、素直に褒めてあげるだけで関係がグッと良くなる場合があります。

決して媚びるのではなく、ごく自然に自分が気づいた相手の長所を伝えるだけで大丈夫です。相手の仕事のスキルや美的センスなどを褒める事で、気持ちがほぐれ、自然な会話に繋がるきっかけになるかもしれません。

関係を改善するために無理に相手を好きになったり、過度なおせいじなどをする必要はありません。無理に気を遣い過ぎるとストレスが溜まり自分がバテてしまいますし、パフォーマンスと受け止められ不信感が強まり、逆に関係がこじれる場合もあります。

「相手は相手、自分は自分」と割り切り、相手の個性や働き方に敬意を示せば過度な関係悪化には至らないでしょう。

職場の人間関係の悪化はパワハラなどのハラスメントに発展する恐れもあります。その様な状況下の場合、いくら改善策を講じても改善する見込みはあまりありません。職場の人間関係で心身ともに疲弊し、体調を崩すことは絶対にあってはならないことです。

改善策ではありませんが、その様な最悪の状態になる前に退職、転職を検討するのも解決の手段です。「その場から離れる」という対策もある事を心の片隅に置いておきましょう。

重大な失敗やトラブル、失言などにより、急速に人間関係が悪化するケースもありますが、ほとんどの場合、日々の積み重ねにより徐々に信頼関係が失われてしまうことによります。

いったん崩れた人間関係の改善は容易ではなく、かなりの時間を要しますが、できるだけ早めに対策を講じることが重要です。

改善への一歩はまず自分から苦手な相手への接し方や仕事への取り組み方を変える事です。いくら相手の態度が悪いからと言って相手を変えようとしたり、相手が変わるのを待っていても状況は変わらないでしょう。

自分から前向きにコミュニケーションをとり、誠意を持って仕事に取り組めば、相手からの信頼や敬意は回復し、自然と関係は改善していくでしょう。

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